またまたご報告の更新が遅くなってしまいました。申し訳ありません。。。
5/11(日)、当山の蓮如上人500回遠忌法要が無事厳修されました。法要には報恩講で参り合いしている近隣寺院と組長にご出勤いただきました。ありがとうございます。お勤めは「奉讃蓮如上人作法」。前々日に練習会をした甲斐あって、みなさん大変大きな声でお勤めいただき、賑々しくお勤めができたと思います。導師をさせていただきながら背中に皆さんの声を感じ、感動しました。
ご法話には堅田本福寺の三上明祥師をお招きしました。この土地での蓮如上人にまつわるエピソードを臨場感たっぷりにご披露いただき、上人をより身近に感じさせていただきました。よく「多くの方々のご苦労があって、お念仏が私のもとに届けられた」という事をご法話などで耳にしますし、私も口にします。しかしそういうお話はともすれば抽象的な印象を残すことで終わってしまいます。でも実際に私たちの住む地域であったエピソードとして、当時の方々の苦難をご紹介いただくと、正に命がけのご苦労であったことが偲ばれてきます。これを機縁にますますこの地域の蓮如上人のご足跡を学びたいと思わされました。
そして夜の座は恒例法要の「永代経」としてお勤めさせていただきました。例年は夜の座は参拝の数ががくんと減るのですが、今年は夜にも沢山のお参りをいただきました。本当にありがたいことです。みなさんと一緒に「仏説無量寿経」をお勤めし、このお経が永代に渡って引き継がれるよう、お寺の護持発展への思いを新たにさせていただきました。
今回の蓮師法要は、本来より10年以上遅れての厳修でありました。その間壽命寺では様々な問題が重なっており、それらを経てようやく厳修に至ったことです。その事を思うとひとつの区切りがついたと、少しばかり安堵の気持ちを覚えます。しかしながら来年秋には宗祖大遠忌に当山開基400年、そして私ども夫婦を住職・坊守として迎えて頂いた継職報告の法要が控えています。それらに向けて、役員、総代、そしてご門徒おひとりおひとりと心を一つにして進んでいきたいと思います。どうぞ引き続き、お力添えをよろしくお願いします。
合掌