滋賀組「十六日講」のご案内

滋賀組(大津市北部の浄土真宗本願寺派寺院の集まり)では、毎年7月16日前後の日曜日に「十六日講」という法要を勤めています。毎年会所持ち回りで行われており、今年は当山壽命寺で勤められます。
「十六日講」とは宗祖親鸞聖人のご命日が16日であることに因んだ法要です。祥月命日である1月には本山本願寺で「御正忌報恩講」が勤められ、全国の僧侶、門信徒が集いますが、一年を折り返した7月のご命日も大切な節目と頂き、聖人への報恩感謝の気持ちを新たにしたいという思いから、地域寺院が一堂に会して勤められるようになった地域の伝統行事です。
滋賀組には全部で18のお寺がありますから、この十六日講は18年に一度のご縁ということになります。是非お参りくださいますよう、下記の通りご案内申し上げます。
<< 記 >>
[日 時]
7月13日(日)※十六日講ですが16日ではありません!
・09:30 受付
・10:00 法要(引き続きご法話)
・12:00 解散
[会 場]
雲夢山 壽命寺
[勤 行]
正信念仏偈作法(第二種)※受付で経文をお配りします。
[法 話]
大阪府 壽光寺ご住職 蕚 慶典 師(節談説教 下記参照)
※駐車場のスペースに限りがあります。お車の方は乗りあわせてお越しください。
★ご法話について
[節談説教とは]
今回のご講師は「節談説教」ご法話をされます。節談説教とは、ご法話の要所要所に節・抑揚を付けて語るもので、江戸時代に発達した浄土真宗独自の伝統ある法話のスタイルです。浪曲や講談、落語などの話芸のルーツになったとも言われます。近代以降継承者が減り、衰退の一途を辿りましたが、最近になって再興の気運が高まり、各地で大会や研修会が催されるようになってきました。しかしながらまだまだ一般寺院でお聞かせ頂く機会は多くなく、今回は壽命寺に有縁の皆様にとっても大変貴重なご縁になろうかと思います。是非、節談説教の世界を体験していただきたいと思います。
[ご講師紹介]
蕚慶典(はなふさよしのり)師
浄土真宗本願寺派 壽光寺住職。1955年生。小学校教員時代には演劇教育と人権教育を主なフィールドとする。 退職後は夜間中学の非常勤講師をしつつ「節談説教」の研究と布教に取り組む。 人が出逢いつながる寺院活動を目指している。

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