4月8日、今年もお釈迦様のお誕生を祝う花まつりを開催しました。
門前の桜はちょうど満開。空は快晴。実に気持ちのいい日で、小学生の3年生から6年生の子どもたちが15人ほど遊びにきてくれました。
本堂の前に設置した花御堂でおしゃかさまの誕生仏に甘茶をかけてから本堂に入り、まずはみんなで「讃仏偈」のおつとめ。できるだけ大きな声で一緒に読んでねと呼びかけたら、みんな一生懸命お勤めしてくれました。
おつとめの後はおしゃかさまの一生を辿る「ポップアップ絵本」。これもみんな興味深く見てくれました。ちょっとはおしゃかさまのことが伝わっていると嬉しいです。
さあ、その後はお楽しみの遊びの時間。
今年の目玉は「ボッチャ」。去年のパラリンピックで注目を集めた身障者も健常者も一緒に楽しめるスポーツです。実は住職は一昨年から縁あって地域の人権擁護委員を務めています。そこで行われている小学生向けの人権教室にボッチャが取り入れられていました。それでこれはお寺でもできるのではないかと思い、今回の花まつりに合わせてボールセットを購入しました。
結果は大盛り上がりでした。ボッチャは気軽に取り組めて、それでいて奥が深いスポーツです。こちらが何も言わなくとも子どもたちは自分たちで新しい法則を見抜き、作戦がどんどん変化していきます。そばで見ていると子どもの発想力や柔軟性に惚れ惚れさせられます。
そしてチームメイトが失敗しても誰も詰ったりしません。負けたら「あー！」と残念がりはしますが、すぐにそれを受け入れてさっさと次の試合に移ります。実に清々しい子どもたちの姿が見られました。
きっとお釈迦さまも阿弥陀さまもそんな子どもたちの姿に微笑んでおられたに違いありません。
また折を見てボッチャ大会、やりたいと思います。