今朝は婦人会のお掃除の日でした。そこで黒猫が亡くなっているのが見つかりました。
去年のお正月に私たち住職夫婦はこの壽命寺に入寺させてもらいました。しばらくして、時々境内に3匹の猫がいることに気づきました。母親とその子供たちのようでした。
でも子猫の一匹、黒い方は発育に問題があるのか、体が小さくいつも逃げるときに置いて行かれていました。
そのうち、車庫の隅で夜中に一匹でか弱い声で泣いていることがちょくちょくあって、坊守は育児放棄にでもあったのかと心配して、ミルクを置いたりしていました。飲んでくれるか心配していましたが、朝になると器が空になっていて、よかったねと夫婦で言い合っていました。
最近はまた3匹で境内にいる姿をちょくちょく見かけるようになりました。相変わらずやせっぽっちでしたが、元気なんだなと思って、特に気にかけていませんでした。
猫は隠れて死ぬって本当なんですね。本堂と客殿の隙間にひっそりと横たわっていました。亡骸を持ち上げるとぺったんこで軽くって、、、それがとても悲しかったです。
境内の片隅に穴を掘ってお墓を作りました。坊守と二人で讃仏偈のお勤めをしました。
ちっとも仲良くできなかったけど、ヨタヨタと逃げていく姿をいつまでも覚えているよ。今はさみしい気持ちでいっぱいだけど、お浄土で会えるといいね。きっと会えるね。
合掌