本山・御正忌報恩講のご案内

本山、京都西本願寺にて明日1月9日から16日まで、御正忌報恩講(ごしょうきほうおんこう)がお勤まりになります。これは1月16日の親鸞聖人の御命日に因んで、そのご苦労を偲び御恩にお礼申し上げる法要で、浄土真宗の門徒にとって一年で最も大切な意味を持つ法要です。

寿命寺はじめ、各地の一般寺院では前年の秋頃に報恩講を勤めますが、これは本山の期日に重ならないよう繰り上げるという意味で「おとりこし報恩講」と呼びます。それに対して本山の報恩講は、親鸞聖人の祥月御命日に合わせてお勤めするので「御正忌報恩講」と言います。これが意味するところはつまり、門徒たるものは自分のお寺や御内仏の報恩講は年内に済ませ、年が明けたら本山の報恩講に参るべし、ということです。

とは言え、昔は電車も自動車もありませんし、雪の深い季節でもありますから遠方の門徒はとても上洛できません。そこで自分達のお寺を本山に見立てて、秋の報恩講とは別にこの時期にもう一度報恩講を勤められる地域もあります。

それほどまでにして大切にされてきたのがこの御正忌報恩講なのです。幸いここ雄琴は京都から近く、従ってこの時期にもう一度報恩講を勤めることもありません。おそらく寿命寺門徒のご先祖方はこの時期、本山に上がられていたことと思います。

今日の皆さんも、是非お参りいただけたらと思います。長々と仰々しく書きましたが、お参りされるのに特別な気構えは要りません。期間中、境内や周辺施設、門前町では様々な催しもありますし、何と言っても本願寺は皆さんのお寺なのですから、どうか気楽にお運びください。

日程や内容など、詳しくは下記のリンクからご確認ください。