住職日報

住職辞令2月2日〜3日、門徒総代代表の方とともに京都の本山に行ってまいりました。「住職補任式」受式と、それに先立つ研修を受講するためです。
住職補任式とは聞きなれない言葉と思いますが、要は御門主から寺の住職就任にかかる辞令を授かる式の事です。法律の書類の上では去年の7月に壽命寺住職に就かせていただいているのですが、改めて本山の尊前で御門主から辞令を手渡して頂くことで、「浄土真宗本願寺派」という宗門における一拠点である壽命寺を住職として預からせていただくという事に思いが至り、その責任に身が引き締まりました。


受式に一日先立って行われた研修も、非常に実り多いものでした。
全国から集まっている住職、門徒代表がそれぞれ班に別れ、自分のお寺が抱えている課題とその解決に向けた取り組みについて話し合いました。過疎、高齢化、若者の宗教離れ、寺院の経済的な問題等々、それぞれのお寺で程度の差こそあれ、大体同じような課題をかかえていることが分かりました。そしてそれらの課題に対してそれぞれの住職、ご門徒がさまざまな取り組みを行っておられるということも知らされ、参考にもなりましたし、なにより勇気づけられました。

壽命寺の課題、、、細かく挙げ出せばきりがありませんが、住職として一番気がかりなことは、お寺が閉じているということです。せっかく住職として迎えていただいたのに、経済的理由で住職が外に働きにいっていることもあり、平日は本堂は施錠された状況にあります。これでは住職不在であった時期と何ら変わらないことになってしまいます。

本来であればお寺というのはいつでもオープンで、誰もが悩みを持ち込める場所でなければなりません。しかし現状を考えれば、いつでもオープンしているということは困難です。そういう事から、今年はなにか仏教文化講座的なものを月一でもはじめ、そこを足がかりにして少しずつお寺を開いて行けげればいいなと、漠然と考えています。まずは親しみやすいところで「正信偈講座」が開ければいいなと思っています。またここでもお知らせしますので、その際はどうぞよろしくお願いいたしますね。

本山晨朝勤行のあと、境内から日の出を眺める。それにしても、本山の本堂は寒かったです。足袋の中にカイロをしのばせ式を受けましたが、そんなもの、何の意味もなさないほど寒かったです。けれどもそんなキリっとした空気の中の日の出は、これから新しく何かが始まっていくことを暗示しているようで、心が震えました。
寿命寺がますます盛り上がっていきますよう、自分の持てる力と知恵をはっきしていければと存じます。

合掌